「私達も後で行くから。」

「うん、わかった!
じゃあねっ!」

ドアを開けて、晴れ晴れとした外へと飛び出して行く。

絶好の入学式日和。

私は大学までの道を駆け出した。





「そう言えば、まだ言ってないぞ。」

「あら、でも結衣もすぐに知るでしょ。」

「そうだな。なんたって…。」