純子は困ったような顔をして瞬きせずにしばらく考え込んでいる様子。 そしてなにか決断したのか、純子は私を見詰めて微笑んだ。 「ミキがそんな夢を見たのは私にも責任があるし、しばらくバス通学にしよう」 「ありがとう!」 私は声を弾ませて喜んだ。 「走らないと遅刻しちゃうよ」 「うん」 私と純子は地下鉄の平豊駅から100メートル離れたところにあるバス停に向かった。 路線バスの背中が見えた私と純子は追いかけ、運よく信号と渋滞に捕まっている隙に次のバス停でギリギリ先回りすることに成功した。