「地下鉄駅で私が一人になって鏡の中のケガをした少女が問いかけてくる夢なんだ」 私はグロテスクな少女の顔を直接表現するのは避けた。 「それって私が話した都市伝説の少女?」 「そうかもしれない」 「本当に夢で見たの?」 「う……ん」 「なんて問いかけてきたの?」 「醜い顔を鏡で見たくないから鏡を割ってほしいって……それでね、しばらくバスで通学したいんだ」 私は純子の反応が怖かった。“元気がないのは私のせいなの!”とキレられてもしょうがない。