「てめー聞いてんのかよっ!?」 喋るたびに唇が動く 口の端は下がっていて、怒っている状態。 上の方から睨みつけられている視線を感じるけど… そんなのどうだっていい 欲しい… どうしてここには、私好みの唇を持っている人がいっぱいいるの? 「んなっ!?」 ギュウッと首に両手をまわすと、男の人は変な声を出した。 「ねぇ……」 「なっ、なんだよ離せっ!!」 私は構わず顔を近づける 欲しい… 「キス、してもいい?」 私の口からは、無意識にそんな言葉が発せられていた。 終わった…私の高校生活。