「うわ、ただの変態じゃん」

「な!失礼なっ!!」



私が引いた目で見ると、達海はほっぺたを膨らませた。

だって、ほんとのことだし…



「最初からそんなことに誰も協力するはずがないとわかっているのに、わざわざ頼む時間は物凄く無駄だと思う。」

「ツッチーに同感!」



私はスッと右手を挙げた。



「…って何どさくさに紛れていきなり呼び方変えてんだよ」

「だってぇ、なんか"槌谷くん"って長いしぃー」



髪の毛を指に絡ませながら言う



「なにそれ玖海のマネのつもりなら全然似てないよぅ」

「あ、バレた?」

「どうせやるなら完璧にしてからにしてよおっ」



今度はクミタンまでほっぺを膨らませた。



「………どーで「あっ、今絶対ツッチー"どうでもいい"って思ったあ!!」



ツッチーの言葉を遮って達海が叫ぶ。



「………………」

「図星だ!」

「…うぜー」



今日はなんだかツッチーに共感ばかりです、私。