「てかさぁ、エリー
なんか平気じゃない?」

「なにが?」

「今、俺達といてそーゆー気分になってないじゃん?」



そういえば…

唇見ても…キス、したいって思わないかも…



「うっ、うん」

「そりゃ良かった。会う度あんなことされたらたまったもんじゃ「わぁーっ!!!!!」



慌てて一琉の言葉の続きを邪魔して、話を反らす。



「そっ、それより今って授業中じゃないの?達海はなんで保健室の前なんかいたの?」



たぶん一琉はサボリとかだろうけど、達海はそういうのしなさそうだし…



「あぁ、教室で転んだ時、机で指擦ったからちょっと絆創膏もらいに」



それってまさか私が押した時じゃ…



「本当に度々すみません…!」



私は本日3度目の土下座をした。