「おらぁ!ここか?ここか!?」



ふたたび、俺様キャラの腎臓を執拗に攻め立てて、布団から追い出す。





「はっ、この流れならどこかに、不良や先生がいるかも!」




ベット下に潜り込まれたりしていたら、寝るに寝れなくなる。




たんすや押し入れも、ざっと探したが見付からなかった。



「……………」




あれだね、見付からないと逆に不安になるよね。





「奴らめ、うまく隠れやがって………どこに、潜んでいるんだろ?」



「いること、前提なんだ……」




「当然でしょ」