部屋に戻ると、当たり前のように、後続がゾロゾロと入り込んできた。
「しっ、しっ!私は寝るんだから消え失せな」
ベットに腰掛けて、手だけで追い払う。
「えー、一緒に寝ようよ〜」
「はいはい、また今度ね」
「由香様、春先とは言え冷え込みます。ワタクシめが添い寝を……」
「遠慮するわ。腹巻きしてっし」
腹タイコをぽんと、景気良く鳴らす。
花も恥じらえ!
byおとめ。
「おい」
後ろから声。
「早く入って来な」
「なんで、当たり前のように布団の中にいるんだよっ!?」
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