学校に着き、菅原の教室前に着いた。



「ありがとう。行っていいわ」



本当にこのギャップが今までバレなかったのだろうか?

誰も気付くこともなく今まで過ごせてきたのだろうか。

秘密を知っている俺には未だ謎に思えた。



菅原と分かれて自分の教室へと足を運ぶ。

教室に着き、ドアを開ける。



「おぉ!ウサちゃんおはよ〜」

「……はよ」



俺は不思議でならない。

なんで俺いつの間にかラブリーなあだ名になってるわけ?

小さい子がぬいぐるみに言うような名前付いちゃってるわけ?

うさちゃんて何、どういうこと、俺そもそも男なんだけど忘れられてないよね?