そんな会話をしている間に、栖川が梅亜マーク入りケータイストラップを出して渡して商品を受け取った。


「なんでそんなん俺にかけるんすか!!」

「おもしろいからよ」

「どんな理由だよっ!?」

「あなたはいじりがいがあるからじゃない」

「そんなんないから!!」


あ、なんか商品もらったのにどうすればいいのかわからない栖川が固まってる。


「栖川さん」

「は、はいっ!!」


あ、いきなり矛先が栖川に向いた。


「後で教室に向かわせるから、自由行動していて。あなたを探している人もいるから」

「……え!?」

「す、涼歌さま、栖川のものまで!?」

「書いた覚えはあるわ」