そんな言葉を残して愛海は帰って行った。


「じゃ、行こっか」

「本気!?」

「……いや?」


……なんだその目は。

そんなのいつ覚えた。

なんでそんなに煌めいている。


俺フィルターがおかしいのか?

俺――…


「あーもう!わかったからそんな目で見るな」

「……目?」

「行くか」


俺の方から手を繋いで歩き始めた。


俺の顔はどうせ真っ赤。

多分菅原も真っ赤。


周りからの視線も加え、ムダに恥ずかしかった。