「あ、あと普段は何て呼んでもいいけど、学校ではQさま、または涼歌さまって呼ぶこと」
「学校だと私たちより上の立場になるんだよね?冬まで覚えてられるか微妙だけど……うん、わかった」
なんとかついて来れたか?
とりあえず安心した。
その後通った俺らの学校の場所を言って、菅原の家に着いた。
「学校からまっすぐ来ただけで着いた」
「学校からなら家の距離は近いけど、方向が真逆だから倍時間がかかるんだ」
チャイムを押して、出て来たのは颯。
「要さん!?……と誰っすか?」
「俺のいとこ。愛海、コレ菅原の弟で俺の元ファン」
「梅亜の?」