「は?……あれ?Qて一人じゃ……」

「三年に一度選ばれる校内最高権力者」

「その唯一の一人と友達なわけ?」


そりゃ驚くよな?

1000人近くが通ってる学校の中の一人と親しいなんて。


「友達じゃなくて用心棒。用心棒ってのは単なる名前だけで、本当は理由付けて友達を身近に置いてるだけ」

「意味不明なんだけど」

「Qてのは、教師の上にも立つくらいの偉い存在だ。でもいつでも上から目線に立たなくてはいけないってルールみたいなんがあって……」

「あ、そこで用心棒の話?つまり、Qの友達?」

「……裏では彼氏してる」


叶の表情が固まった。


「あ、ごちそうさま」