「お大事にね」


そう言ったのは菅原。


「すぐに元気になるさ」


微笑みを浮かべて菅原も行った。


「……暇だなぁ」


いきなり静かになった部屋。


少し寝ておくかな。


寝ようとするとなぜか思考が働く。


叶は今更なんで、しかもいきなり来たんだ?


顔見るためだけとは思えないけど――…。


親すら来てないのに……なんでだ?


そうして眠りに落ちていく。