「……もう勝手にしてくれ」



こうして始まった俺たちの一日。

でもホントに、こういう風にクラスの奴らと外で遊ぶのとかは久しぶりだ。

今まで大体菅原と一緒に行動してたからな。



家出もされたし、時々阿部麻里亜と話してリラックスはしてたけど、自分を隠して生活するってのは大変なんだろうな。



そんな時、ふと視線をそらすと見知った奴と目が合った。

スゴいタイミングで。


「……あっ……!?」

「要くんじゃない!!」



阿部麻里亜だ!!