「もしかして、私邪魔だったかな……って」



そう言った菅原に、いつもとは違う違和感を感じた。

今日はどうかしたのか?



「……なんでそうなるわけ?」

「麻里亜さんを誘った後に私のこと付け加えた気がして……」



いやいやいやいや最初から三人て俺の中で決めてたから。



「三人でどっか行くってのは、俺が終業式中に決めたことだ」



むしろ、阿部麻里亜の方を後から付け加えたよな。



「それと、俺が用心棒である限り、優先順位はお前が先だ」

「え!?別に学校の外なんだから、自由にしていいのに……」

「俺にはそういうギャップとかは向いてない。単なる優先順位だ。呼ばなければ変わらない」



仕事はかったるいな、とか思うこともある。

でもお前と会えるなら、それもいいなって同時に思うんだ。