「柊也の言うとおりだぞ、桃香。
お前はまだまだ子供だ。
大人を気取るには1000年早い」
「なっ、ひどいよ、将兄まで!!」
しかも、1000年って!!!!
私、そんなに子供かな?
そりゃあ、この二人より年も下なわけだし、多少幼く見られても仕方ないけど……
にしても1000年って!!(←二回目
「……将兄と柊也くんが大人過ぎるんだよ」
思ったことをそのまま口にすると、
二人は揃って不思議そうな顔をした。
「ふふっ、面白いことを言うんだね。
僕達はどう見ても年相応だよ?」
爽やかな笑顔で、あくまでも年相応だと言い切る柊也くん。
その横で、将兄も「うむ」とか何とか言いながら頷いている。
…………いやいやいやいや。
柊也くんはともかく……
将兄は絶対年相応じゃない。
だって、今時の中学生は、
「うむ」なんて絶対言わないもん!!
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