「マジよ、マジ。
だってこの前…………」
──────………
男子:「藤堂さんって、神田さんと仲良いよね」
アユ:「まぁね。私達、親友だし」
男子:「あのさ、もし良かったら……神田さんのメアド、教えてくれない?」
アユ:「は?そんなの、自分で聞きなさいよ(女々しいヤツ……)」
男子:「でも、アイツが……」
アユ:「アイツって誰よ?」
男子:「神田さんの兄貴だよ!神田さんと仲良くしてたら、アイツに目ぇ付けられて潰されるって……だから、聞きたくても聞けねぇんだよ!」
アユ:「……バッカじゃないの(ボソッ)」
男子:「えっ?」
アユ:「ホントにモモのことが好きなら、お兄さんが怖かろうがぞれに立ち向かっていくのが男でしょ!」
男子:「なっ!!それはお前がアイツの怖さを知らないから言えるんだろ!それができたら、皆もうとっくに告ってんだよ!」
アユ:「そう。よーくわかったわ。うちの学校の男子は臆病者ばっかりだってことが」
男子:「んだとてめぇ!!」
アユ:「アンタらみたいなのは、こっちから願い下げよ。あーあ、モモが可哀相。こんな奴らに好きになられるなんて。
あ、モモ、おかえりー!(ニコッ)」
男子:「!!ちくしょう、覚えてろよ藤堂あゆみ!」
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