外に出ると、どこから飛んできたものなのか、枯れ枝やどこかの看板が転がっている。 上を見上げると、まだ雲は厚く空を覆っていた。 もうしばらくすれば、セミ達も一斉に鳴き出すことだろう。 僕は、その厚い雲の向こう側に、真夏の太陽を見たような気がしていた。 ―了―