拍手が続いていた。

彼女は座る時一瞬こちらを見たが、あからさまに顔を背けた。

僕はおなかのあたりがキュと窄まるような痛みを感じた。

だけど、これは僕が受けるべき罰。

彼女が与えるべき罰なんだ。

なぜなら、僕が逆の立場でも同じことをしていたと思う。

裏切った人間なんて一生許したり出来ない。