そして迎えた土曜日。 朔夜が入ってこれるよう、窓を開けておく。 私はいてもたってもいられず、ウロウロと部屋の中を歩き回っていた。 しばらくして…… 「挙動不審だな」 という笑いのにじんだ声とともに、窓枠が、ミシリ、と音を立てた。