きっと、苦労しているのね… ふと腕時計を見て、朔夜さんは言った。 「そろそろ学校へ向かいますか?」 あれ? 今、チラッと見えた、朔夜さんの腕時計… 「綾香お嬢様?」 「あ、ごめんなさい。そうね、行きましょう」