朔夜と目が合った。 朔夜の顔付きが、驚愕のそれに変わる。 不思議そうに見つめる女の子から腕を抜き、私に向かって駆け寄ろうと、交差点に足を踏み入れた。 私は思わず、朔夜から逃げ出すように背を向け、元来た方へ駆け出そうとした。 パッパーーーッ ドンッッ