珈琲を飲み終え、私は席を立った。 学校へ行くまでは、まだ時間がある。 私は朔夜さんと、少し話をしようと思った。 「朔夜さん、良かったら少し、お話したいんだけど…」 朔夜さんは、にっこり微笑んだ。 「かしこまりました。 では今日は、お天気も宜しいようですし、テラスにでも」 そう言って、メイドに紅茶の用意をさせ、テラスへ出た。