テーブルにつくと、昨日まで給仕係がやっていたことを、執事の朔夜さんがやってくれる。 執事って、こんなことまでしてたかな… お父様の執事は、給仕なんてしないけど… そう思いながらも、特に不満があるわけではないので、朔夜さんに給仕して貰う。 食事が終わり、食後の珈琲を飲んでいるときに気が付いた。 ミルク2匙にシュガー1匙。 これ、私の飲み方。 教えてないのに、朔夜さんは入れてくれた。 思い返せば、食事中も違和感を感じなかった。 さっき、これを訊いてたんだ。