「乗せてやるよ」 そう言って、朔夜は私にヘルメットを投げた。 私は思わず受け止め、朔夜を見た。 「でも私…スカートだし…」 「着替えてこいよ」 そう言って、バイクに跨った。 私はちょっと躊躇ったが、朔夜に背を向け、部屋へと走った。