毎日、どうにかして、 あいつと離れようと 悪戦苦闘していた私、 だったけれど、 人間というのは、恐ろしいもので、 あれほど抵抗があった あいつのお迎えも、 周囲の喧騒も、 毎日の事となると、私もすっかり慣れてしまい、 今では、単なる日常のBGM程度に感じていた。 せっかく楽しい高校生活を送るのに、 頭の半分があいつで占められていては、 もったいない。 もう、どうとでもなりやがれ! そんな風に、私が開き直った ある日、 あいつは、突然、 迎えに来なくなった。