次の日から、私の高校生活は、大変なものになった。 栞にだけは、こっそり事情を説明して、 なんとか誤解を解いたものの、 その他大勢には、 “水沼清の彼女” として、広く認知されてしまった。 直接たずねられれば、 彼女じゃないと、否定はしているが、 そりゃ、毎朝一緒に来るうえに、 帰りも私の教室まで迎えに来られるとなれば、 誰がどう見たって、 立派な オツキアイ だ。 まさか、一人一人に、 我が家の家庭事情を訴えるわけにもいかず、 そのまま、ずるずると毎日が過ぎていた。