「今は、ひかりだけだから。」 クスクス笑っていた清の声が 途切れたと思ったら、 突然降ってきた低い声。 急に心臓がドキドキと強く打ち付け、 清の手に重ねた自分の手が 恥ずかしくなった。 離れようと清の手に重ねた手をどけると、 今度は清の手が、私の手に重なってきた。 いつの間にか、 朝日がさしていて、 部屋の中がうっすら明るい。 さっきよりもずっと 清の顔がはっきりと見えるようになっていて、 私は恥ずかしくて顔を逸らした。