Butterfly's dream ―自我の境界線―
その他
完
0
- 作品番号
- 218983
- 最終更新
- 2009/04/21
- 総文字数
- 7,090
- ページ数
- 26ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 2,949
- いいね数
- 0
ふわり、ふわりと私は舞う。
私は蝶々。
軽やかに風に舞い空を飛ぶ。
だけど現実の私は羽根など持たない「ただの人」
でも、背中の羽を羽ばたかせ空を舞った実感はあった。
じゃあ今の私は何なのか。
蝶々が夢で
人が現実?
人が夢で
蝶々が現実?
どちらが「私」?
*●*●*●*●*●*
タチバナユノ様
素敵なレビューありがとうございました!
この作品のレビュー
『胡蝶の夢』をモチーフに、自我を問いかける、澄んだ物語です。 文章については、読みやすく言葉の選択も流れも綺麗です。 ただ綺麗過ぎて若干「毒」がないのが勿体ない、という印象。 内容は物語が変わる後半、ちょっと唐突な印象を受けましたが、記憶に残ります。 出来れば前半でさりげなく匂わせていて欲しかったという思いも(私が読み取れていなかった場合は申し訳ないです) 終りが少し勿体ない気も…これは個人差があると思いますが。 橘が少し淡白なようで、ただそういう風に感じさせたかったのなら成功だと思います。 私が感じたことはレビュータイトルに。 瑞樹という人物からそう思った次第です。 色々厳しく書きましたが、透明度の高い、そして良い意味で冷たさを感じる作品。 個人的に、この手のものは考えさせられて大好きです。
この作品の感想ノート
>パンダオサコ様
レス遅くなりまして申し訳ありません。
こちらこそお久し振りでございます。
割と読み手側に丸投げ!な話なのでオサコ様のように色々と考えて頂けたなら書き手側としては大変してやったり!に思います。(笑)
望んでいる側と現実の食い違い、どちらを自分の『まこと』にするかは第三者じゃなく本人の意思じゃないかなぁと思います。
こんにちは
久しぶりに寄らせて頂きました。
それにしても、うーむ、深いっ(´∀`;)
後半延命処置に話が行くとは、予測不可でした。
自覚のある自我と、覚醒の自我。
どちらも“生きている”事には違いない。
無機質な作業を経て、瑞樹は蝶になったかもしれませんね?もしくは、蝶に戻ったのか……。
夢であれ現実であれ、自由に飛び立ってくれていたらいいなと思います。
と、何だかよくわからない感想を残して去ります。
ありがとうございました。
群青あおい様>
読んで下さりありがとうございます★
<蝶々>と<夢の終わりに>は極力対比事項を盛り込んで対になる世界を、と思っていたのであおいさんのように感じて頂けたなら書き手としてはガッツポーズです。(笑)
ケータイ小説の位置付けに関しては諸説ありますが、私は新興のテキスト型エンターテイメントという大きな括りで見ているので著名人の方々のバッシングは「まぁまぁ」って感じでみてます。(笑)
本当にお褒めの言葉ありがとうございました!
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