「私ね、実はこう見えて結構繊細だから、小さい頃はとくに、人のちょっとした言葉や態度の変化に凄く敏感だったの。すぐ不安になったり、落ち込んだり。…でも、」 膝で握った私の掌に、ヒナの白い手が重ねられる。 「そんなとき、いつも東子が傍にいてくれたから、嫌なことも辛いことも、不安も、乗り越えられたの」 え、と目を見開く私に、ヒナは頷いた。