また来るからと約束をして、病院をでて、いつもは二人で歩いていた、バス停までの道のりをひとりで歩いた。 冷たい風が頬を掠めて、胸がきゅうっと苦しくなる。 アスファルトが鈍く光るこの道 ぽつりぽつりと明かりが灯り、真っ赤な夕陽が溶け始めていた。