為す術もなく、腕を降ろしたままだとそのまま落下しそうなので、腕を所在なさげにしていたら、壱流がそれを見て吹き出した。 「首に腕回せ」 「ふへっ!?」 「落とされてえか」 「は…はい!!いますぐ!!」 いや、なんか、そんな、ねえ? この角度から見る壱流なんて初めてだし、やっぱりアイドルなんだなあってくらい、綺麗な顔してて、緊張しますよ。はい。 腕を回して、より近くなった壱流の顔を思わずぺちぺちと叩く。 「あん?」 「いや、なんか、やっぱきれーな顔してるよね」 つくづく思います。