ドラマもどんどん佳境になってきて、現場の雰囲気もぱきっとし始めてる。そんな時に。
「す…すみませ…」
「どうして、何もないところでこけれるんだろうな、教えてもらえるか?」
あほなNGを出すと壱流様が恐ろしい、恐ろしい。
周りのスタッフは笑ってるのに、壱流の後ろにだけ閻魔さまが見える!!
「だって、足が絡まっちゃ…」
「人類の動きの基本である二足歩行も危ういんなら、1回人間辞めた方がいいんじゃねえか?」
「だから、ごめんってー!!」
そこまで言わなくてもいいのに!!
壱流はため息をつき、しゃがみこんだ。

