ソファの背もたれからひょっこりと覗くのは、琉飛。 「なななななななんで!?どしたの!?」 「……んー?…みかんの…名前が……楽屋のドアに……書いてあった……」 ふわっと笑う琉飛に少しだけ顔が赤らむ。さすが、アイドルだなあ…。 「壱流から…聞いた…?」 「え?」 「あけといてって」 「あ、うん!!あけてる!!」 こくこくと頷くあたしにまた微笑みをこぼして琉飛はあたしの手を握り、包み込んだ。 「みかん…たのしみにしててね」 そうして、唇をあたしの手にひとつ落とす。