「おま…っ」
「壱流、勘違いしてる…っ!!」
「は?」
なんか話が食い違うな、って思ってたよ。まるで、あたしに彼氏がいるような口振り。しかも相手は壱流のメンバーの琉飛。
「あたしは、琉飛と付き合ったりしてないからね!!」
「は、じゃあ、なんで、琉の香水漂わせて琉の服着てんだよ。説明してみろよ」
心底冷めた目。なんで、そんなに怒るのか全く分からないけど、その理由が勘違いだなんて、あたしキレられ損!!
「仕方ないじゃん!!壱流のことで悩ん…っ!?」
「……は?」
つい勢いに任せて言ってしまった言葉を早急に飲み込もうとするけど、聞き敏い壱流からは逃げられず、再度ソファの端に追い詰められる。
…ピ…ピ…ピンチ…ッ!!
「俺が…なんだよ」
「っ!…だからっ!壱流に無視されたりするのが、やだったから相談したりしたの!!壱流に名前呼ばれなくてやだったの!!」
「お…ま」
「あたしは彼氏なんていないもんっ!!いるのは、壱流じゃん!!キレーなおねーさんとイチャイチャしてればいいじゃん!!」

