「…ん……」
柔らかく窓から降り注ぐ日の光に目を開けた。
「りゅ……ひ」
目の前には、ぐっすりと眠る琉飛の姿。睫毛が影をつくり、あたしの右手を握りながら夢のなか。
さすが。綺麗な寝顔。もともと中性的な顔立ちの琉飛は女の子だと言われても騙されちゃうぐらい綺麗。
…んー、…仕事あるから行かなきゃなんだけどなー。
琉飛くん、手、離して?
「や…だ」
「りゅ…っ!?起きてたの!?」
「みかんが…起きる、前から。みかんが寝てんの…見てた」
「もー見ないでよう…!!」
「……?かわいかったのに」
……ShiNeって、タラシ集団なの?
「みかんも仕事…でしょ?服、貸したげる」
「え、悪いよ!!」
「…昨日、そのまんま…寝ちゃったから、みかんの服…しわしわしてるもん」
しわしわ…って…。
「…それに、今日、…あの撮影でしょ」
「……」
「俺の…服…着て、…力…貸したげる」
そう、今日は。
『──…光』
キスシーンの撮影だ。

