Drop Piece




画面の中にいるキラキラした琉飛たちに目を奪われつつ、…壱流…が映るたびに泣きそうになった。


壱流のばーか。ばかばかばか。



「みかん」

「!?」

「俺たち、色んなひとと…付き合って…きたよ」

「…琉飛?」


話の意図が掴めず、首を傾げた。


「楽しかったりもしたけど…、女の子たちには…悪いけど本気で…好き、ではなかったんだと…思う」

「琉飛…」

「壱流なんて特にそう。…派手な女の子…ばっかり、集まってきて…付き合って…別れて」


ね、琉。何が言いたいの?


「だから、…壱流もいま、戸惑ってるんだよ…、きっと。はじめて、だから」

「初めて…」

「ね、…壱流のこと、キライにならないであげて」

「……っ」

「壱流は……みかん、大好きだから」

「琉、それはないよ」


さっきまで荒々しく波立っていた心がおさまる。壱流があたしのことが大好き?それは絶対にない。


「壱流は、あたしのことなんか、大嫌いだからね」