「わあ、ありがと!!晴翔っ」
「お…う」
「赤らむとかどこのシャイボーイ?めんどくさいよ?」
「……っ!?利央、ひどくね!?」
琉は口を開かず、ただじっと黙ってた。
「琉、どうした?」
「ん、…2人とも、レギュラーの、撮影…残ってるでしょ。……始まっちゃうよ。俺、雑誌の…仕事だけ、だから」
「まじだ!!やっべ、行こうぜ!利央っ」
「先行けば」
「利央、つめてえ!!」
ばいばいと可愛らしく手を振る利央と顔を少し染めながら手を振ってきた晴翔を見送った。
「で、琉、どしたの?」
さっきから、いつもと違う琉をじっと見つめソファの隣をぽんと叩いた。
琉は無言で、そこに座り、じっとあたしを見たまま。
「琉…?」
「ごめん、…みかん」
「え?」
琉の顔が申し訳なさそうに目を伏せるから逆に焦って首を横に振った。
「大丈夫だよ!!琉飛っ、どうしたの」
「壱流…機嫌悪かったでしょ」
心臓が、また震えた。

