「今回のことで…」
「違います、3年前の写真のコンテストでの作品を見せて頂いた、からです」
「!?」
「あんな素敵な作品を撮れるんだ。きっと、貴方なら…もっとすばらしいものを撮れるんじゃないか」
SyUもにっこりと笑い、原西の肩を叩いた。
それに、原西は…深く…深く頭を下げた。
「壱流っ!!」
「……」
「あの…っ」
「お疲れ」
「……?」
こいつが、人に伝えたかったことは、さっきので全てなんだろう。それなら、それより深くは聞きはしない。
「あ…りがとう」
「また泣くと顔が浮腫んでひでえ顔になんぞ」
「う…っうるさいなっ!!」
「おい」
なんか、お前さ、俺にとって何なんかなって考えたんだけど。
「さっき琉が言ってた」
「なにを?」
やっぱり意味わかんねえ、けど。
「ShiNeも…光って意味あるんだとよ」
「!!」
羊のくせに、俺んなかに図々しく居座りやがるから。
「言いたいことはそれだけ」
「壱…っ」
ヘボ代表として、俺んなかに居ること許してやる。
「…まじ、生意気な女」
大切?んなわけねえだろ。
特別?意味わかんね。
あいつがヘボすぎて、異質だからだっつーの。