Drop Piece




ガコン!!


「…っ、痛えよ」

「静かにしとくれ、バレるだろ」


人生初の段ボールにインは最悪の乗り心地。つーか、もっと中に気使えよ!



「……坊主」


坊主って…俺かよ?

「………」

「光からよく話を聞くよ」


俺は段ボールの中で体を丸めて、じっとその話を聞く体制を整えた。




「光がキラキラした顔で話すんだよ。……えっと、ちゃりんのこと」

「ShiNeな」

「細かいとこは気にしないんだよ!…あの子は、小さい頃からずっと一人だったから人との関係を本当に大切にしたがる」



外側からガヤガヤと声が聞こえるので、記者たちの辺りでも通っているんだろうか。


少し声が小さくなって、まだ話は続いていく。

「あの子は今ボロボロだよ」

「………」



わかってる、そんなこと。



「泣かせてあげておくれ」

「……?」

「強がって、迷惑かけないようにとか言って泣かないんだよ。だから泣ける場所を作ってやっておくれ」



荷台の車輪が止まったのを感じて、段ボールの蓋を破った。




「任せとけよ」




一人で泣かせたりなんか、しねえから。