「いちるだって今、ShiNeの方でも忙しいってスタッフさん言ってたし…。この前だって全然寝れてなかったみたいだし…。でも、あたしの練習まで付き合うといちる…大変だから……自分だけでやろうと思ったの」
結局、ダメ出しいっぱいされちゃったけどね、と馬鹿が苦笑する。
なに、こいつ。
何言ってんだよ。バカじゃねーの。
……いや、バカなのはこいつのこんな言葉だけでこんなにも反応してる、俺だ。
「…あのな、確かに俺には今全くオフねえよ」
「…うん」
「だけどな、だからといって新たなオファーがあったら受けるし、仕事に私情は持ち込まない」
絶対、自身に妥協なんてしない。
私情を理由に仕事を全うできないなんて、してはいけないことだ。
「変なとこで遠慮なんかしてんじゃねえよ、バカの…羊のくせに」
「バカ!?羊!?」
言い返そうとした馬鹿を視線で圧する。
馬鹿は怯えながらも少しずつ話し始めた。

