知らない間にあたしは皆に守られてたんだね。


いつか。

絶対に。

1人でも大丈夫なぐらい。

強く、強くなるから。

それまで。

頼ってもいい?




「光ー、最近オバサンたち来ないね」

「オバサンって…」


そんな言葉に苦笑いを溢す。

自分の好きなアイドルたちにあんなに言われたらさすがに来れないよね…。

なんだかやり過ぎちゃった気もするな…。


「4人のスーパーマンに助けてもらったからね」


…キングとナイトさんたちか。


「何それー」

「もう大丈夫だよ」

「ならいいけど…」



きっと、大丈夫。

もう少し、もう少ししたら先輩たちに会いに行こう。

ちゃんと、自分の気持ち言わなきゃね。



「高崎!」

「んー?」


興奮したように近付いてくるクラスの男子に首を傾げる。


「なーに?」

「リコちゃんは!?」



………あ。



「えと」

「高崎」


今度は先生たちが近付いてくる。


「は…はい!」

「リコ、という女子生徒と知り合いなのか?」

「………っ」



アイドル4人の内緒の学校訪問は大きな蹄の跡を残していった………って!!




利央ー!!