Drop Piece




利央はきたーっ!!と笑い、晴翔はやっぱりそれかよ!と嘆いてた。

これ以外、考えられなくね?


「賞品は別にいらね」

「おっとこらしー!どっかの晴と違うねっ」

「本人目の前にして言うんじゃねぇよ!琉飛は?」


いつのまにか起きていた琉飛に視線が集まる。



「賞品はみかんゼリー1週間分」

「先に賞品かよ…」


呆れてると琉飛がふわっと笑う。




「誰にも聞かない」





沈黙が走る。



「琉飛、まじで言ってんの?」


俺の問いにも琉飛は真面目に頷いた。


「そんなの今までいなかったじゃねぇかっ!」

「そーだよっ!晴じゃあるまいし、そんな答え…っ」

「利央くん?どうゆう意味かな」


利央と晴翔が反論しても、当人の琉飛は鼻歌を歌って雑誌を読み始めた。



この時は"高崎光"がどんな奴かなんて全く興味なかったけど。




あんなに俺らが左右されるような存在になるなんて思ってもみなかった。