全員ぴくり、と体を揺らす。
「いーよーっ!なんの賭け?」
利央が目を輝かせながら体を乗り出してくる。
「"高崎光"の」
「どうゆう事だよ?」と晴翔も興味を持ったように笑ってる。
「今日、初の顔合わせだからこの女も楽屋とかに挨拶くんだろ」
どんだけ上から目線…、と呟いた晴翔にもう一度クッションを投げ付けた。
「その時何人に連絡先聞いてくるか、賭けね?」
ちなみに今までの奴らは全員に聞いてきた。…教えるわけねぇけど。
「それ全員の確立高くねぇっ!?今までのはそうだったし!」
「そうとは限らないんじゃない?[俺は壱流だけに聞く]かな」
そして利央が「俺が勝ったらあの、青山のケーキ屋連れてってよ」と付け足した。
「あー、それ言おうとしたのに!…じゃぁ俺は、[マネージャーに聞く]!!で、俺が勝ったら…」
「それはさすがになくね?」と晴の言葉を遮った。
「マネージャーが教えるわけないじゃんっ!!晴は多分勝てないから賞品は言わなくていーよ」
隅でいじける晴を気にせず、俺はただ一言。
「全員」

