あれから三日後、雑誌の取材でスタジオにShiNeが集まった。



「うぃーっす!」

「はよ、利央、琉」

「おはよっ、壱流、晴」


琉飛は眠そうにゆらゆら揺れていた。


……何時間寝たら眠くねぇんだ、お前は。



「なんか久しぶりな感じだねっ!最近、壱流ドラマばっかだったから」


ぷぅ、と頬を膨らます利央を見てあ、と声を洩らす。


「なぁ、利央。この前な…」

「おい!壱流!」


バタンっとドアが勢い良く開かれてマネージャーが入ってきた。


「は?なに、どうしたんだよ」


いつもの穏やかさなど全く感じさせないほどのこの焦りっぷりは尋常じゃなかった。


「壱流!ほんとか!?これ!」

「どれ」

「これ!!」


突き出された雑誌を見る。


「………は?」

「なになにー?どしたの?」

「また俺らのスキャンダル!?」

「…ん、…なに…?壱流…」



雑誌を覗き込んだ途端、利央も晴翔もあの琉でさえ固まった。


「う、そだろ?」


【高崎光、朝浜光輝!!お泊り愛ドラマを通じて熱愛か!?】


でっかく表紙に書かれた文字に言葉を失う。