「お前、顔……ひっでぇな」
「泣きすぎたんだもん…って!!他にかける言葉ないのっ?」
「あー、オツカレオツカレ」
「誠意がない!」
二時間泣きっぱなしだったあたしはすっかり目が腫れていてひどい顔になっていた。
「壱流ーっ、見てみようよー」
「ん」
「と、その前に!」
ディレクターさんが背後からぬっ、と現れる。
「びっ…くりしたぁ」
「牧ちゃん、驚かさないでよー」
「悪い悪い、これを見たくないか?」
にやり、と黒く笑うディレクターさんの手には4枚の裏返しの写真。
なんの写真?
「なんだよ、それ」
「…まき、…何?」
「四人の切ない表情NO.1!」
ぴしり、と固まる四人の隣であたしは首を傾げる。
「これ、ジャケ写の予定だから」
晴翔が素早く写真を奪い、見る。
いちるはディレクターさんの手からさっさと自分のを奪ってたけど。
そして晴翔の写真を皆で一斉にみた。

