…く…くそぅ…。
「やるな、ShiNe」
「え、光ちゃん、どうしたの」
やっぱりみんなキラキラしてて、かっこいい。
いちるまでかっこよく、見えるとか!!さっきあんなに腹立ったいちるまでかっこよく、見えるとか!!
ドラマに合わせた曲のPVだから、静かな雰囲気で。
無言で立ったり、歩いてるだけなのに一枚の絵みたいな完成したもの。
「………」
それは小さな憧れさえ抱かせる程だった。
「光ちゃん?」
スタッフさんに目の前で手を振られる。
「あ、すみません!!」
「ははっ、随分見てたねー」
見て分かるほどなんて、と恥ずかしくなり顔を少し赤くする。
「んー、やっぱり可愛い」
「……はい?」
顔をじっくり見られ、頷かれる。
「あのこたちが惚れ込むのも分かるなーっ」
「へ?」
「僕、ずっと彼らのCD製作には関わってるんだけどあのこたちが音楽に関わる仕事場に女の子連れてきたのは初めてなんだよ」
にこやかに微笑まれるけど。
……なんだろう…。
全く意味がわからない。

