姫☆守護ッ

また、こっちは男子の例なんですが・・・




『先生、ちょっと良いですか?』




廊下ですれ違った時、思い出したようにその男子生徒が私を呼び止めましてね。まあ、別にぶらぶらしてるだけだったので私は立ち止まって




『ん、ああ別に良いよ。どうした?』




男子生徒の面持ちは至極嫌そうで(私に対するものじゃないですよ)話すのさえも嫌そうな雰囲気だったんですが




『何故女子は・・・』




『うんうん。』




男子生徒は1回息を呑んで、その後青ざめたようになって





『何故女子は集団行動するんでしょうか?』





たったそれだけの疑問に男子生徒は腕組し、渋い顔を浮かべて言いいました。



それからはもう何か制御するものが外れたように、男子生徒は廊下の真ん中で自分の疑問をぶつけてきたんですよね。



・・・というか既に、聞く相手が私でいいのだろうかとか、そもそも私が目の前で聞かせられている事実さえ忘れたようになったんですよ。





『トイレ位一人で行ったらどうなんでしょうか?』



『もしくは生態上そうしなければいけない理由とか・・・いやいや違いますよね!?』



『あれは単にトイレで話し込むとかそういうことですよね!』



『廊下を集団で歩かれると迷惑なんですよ!』



『畜生ッ邪魔なんだよォォォォォッ!!!』







もう、勝手に帰っていきましたし。