―――とある小さな国
その国は確かに小さかったけれど、平和で誰の心も穏やかな国でした。
その国には一人の姫君が居ました。くるくるとかわる表情が愛らしく、可憐で、尚且つ触れれば散ってしまいそうな儚さをもつ華のように美しい姫。
姫は誰からも愛され、純粋に育って生きました。
しかしある日
黒雲が空を覆い、雷鳴が轟き、空から何千、何万もの怪物が降りてきたのです。国中が恐怖に駆られ、逃げ惑う中やがて怪物たちはお城に攻め込みました。
お城は滅茶苦茶に壊され、何人もの人が傷つきました。
怪物の中に一匹だけ、とても人間に近い容姿をした男が居ました。それこそが怪物の親玉、魔王だったのです。
魔王は姫の部屋に乗り込み、姫をさらおうと手を伸ばします。
その時でした。
きぃぃぃぃぃぃんっ
激しく剣がぶつかりあいました。
姫を護るため、魔王の手を斬りはらわんとした勇者と、その剣から己の手を守るためにとっさに防いだ魔王の剣です。
勇者は姫を片手に抱えて護りつつ、魔王に剣を向けます。
魔王も姫を我が物にするため、勇者に剣を向けました。
こうして戦いが始まったのです・・・・・・・。
その国は確かに小さかったけれど、平和で誰の心も穏やかな国でした。
その国には一人の姫君が居ました。くるくるとかわる表情が愛らしく、可憐で、尚且つ触れれば散ってしまいそうな儚さをもつ華のように美しい姫。
姫は誰からも愛され、純粋に育って生きました。
しかしある日
黒雲が空を覆い、雷鳴が轟き、空から何千、何万もの怪物が降りてきたのです。国中が恐怖に駆られ、逃げ惑う中やがて怪物たちはお城に攻め込みました。
お城は滅茶苦茶に壊され、何人もの人が傷つきました。
怪物の中に一匹だけ、とても人間に近い容姿をした男が居ました。それこそが怪物の親玉、魔王だったのです。
魔王は姫の部屋に乗り込み、姫をさらおうと手を伸ばします。
その時でした。
きぃぃぃぃぃぃんっ
激しく剣がぶつかりあいました。
姫を護るため、魔王の手を斬りはらわんとした勇者と、その剣から己の手を守るためにとっさに防いだ魔王の剣です。
勇者は姫を片手に抱えて護りつつ、魔王に剣を向けます。
魔王も姫を我が物にするため、勇者に剣を向けました。
こうして戦いが始まったのです・・・・・・・。



